私たち商社の役割は、世界中に存在する“必要”と“可能性”をつなぎ、そこに新たな価値を創造することです。
産業の垣根を越えてモノやサービスを結びつけることで、社会全体にとっての付加価値を高める。それが、商社という存在の本質であり、私たちの使命だと考えています。
商社には決まったフィールドはありません。だからこそ、どんな業界・市場であっても、自らビジネスを立ち上げていけるのが最大の魅力です。自由度の高いこのフィールドで、未来の可能性を形にしていく――そんな面白さが、ここにはあります。
北村化学産業は、「尖った専門家集団」でありたいと考えています。
私たちは、自動車、半導体、食品といった特定の分野で専門性を高め、市場の奥深くにまで入り込むことで、他にはない存在感を磨いてきました。
また、時代の先を読むデジタル技術の導入にも早くから注力しています。かつて書店がAmazonに取って代わられたように、商社の在り方も変わるべき時が来ています。商社業界におけるAmazonのようなポジションが取れるよう、私たちはデジタルの力を活かし、お客さまにこれまでにない体験を提供していきたいと考えています。
そして、グローバル展開にも本腰を入れています。これまでの中国、タイ、ベトナムに加え、インドへの進出も決定しました。14億人を超える人口を持つインドは、まさに無限の可能性を秘めた市場です。
将来に向けては、北米・欧州・アフリカへとフィールドを広げ、世界中に北村化学産業の価値を届けていきたいと考えています。
北村化学産業には、真面目で誠実な人が多く働いています。
その一方で、今の時代に合った柔軟でフラットな組織を目指して、いくつかの社内カルチャー変革にも取り組んでいます。
そのひとつが「さん付け文化」です。私自身、肩書きではなく、一人の人間として社員と向き合いたいと考えています。「社長」ではなく「北村さん」「遼さん」と呼んでもらうことで、より自然で近い関係性が生まれると信じています。
さらに、オフィスカジュアルも導入しています。服装という小さな自由が、日々の会話や発想を柔らかくし、個性の発揮にもつながると考えています。
このように小さくとも様々な施策をクイックに行動に移していくことがとても重要です。一人ひとりが自分らしく成長できる、そんな企業文化をこれからも大切に育てていきます。
私の座右の銘は「継続は力なり」です。
実は私は器用なタイプではありません。しかし、地道に努力を重ねることで、自分の道を切り開いてきたという自負があります。
だからこそ、目の前のことに真摯に取り組み、前向きに努力を続けられる方と、一緒に働きたいと考えています。
そして今は、何が正解か見えにくい時代です。そんな時代だからこそ、過去の常識に縛られず、新しいことに挑戦する姿勢がより一層求められます。
変化を恐れずに未来を描ける方、北村化学産業というフィールドで、共に成長し、共に未来を創っていける仲間との出会いを楽しみにしています。