コンクリートを用いた構造物の長寿命化を図る浸透性表面含浸材

アクアシール

土木向け シラン・シロキサン系表面含侵材
「アクアシールR1400」
※NETIS登録 KT-070047-V

「アクアシール1400」はコンクリートの表面に塗布するだけで、内部に深く浸透し、外観を損なわずに長期にわたり吸水防止層・撥水層を形成する為、鉄筋の腐食要因となっている水や塩分等の劣化因子遮断性に優れ、
コンクリート構造物の長寿命化、ライフサイクルコストの低減を図ることが可能になります。
また、暴露試験での追跡調査では、北海道では10年、沖縄では8年経過後も効果の継続が確認されており、
その効果は更に続く事が期待されています。

特徴

特徴 1

高濃度・高含浸

 
 

有効成分が90%以上あり、1回の塗工で4~9mmまで深く浸透します。
*含浸深さ 0.20Kg/㎡ 4~7mm、0.35Kg/㎡ 6~9mm

特徴 2

施工性良好

 
 

ジェル状の為、天井面でも垂れにくく、1回で規定量を塗布することが可能です。
施工には、刷毛、ローラー、スプレーが可能で、配管等のある狭い箇所でもホームセンター等にある農薬散布用スプレーで塗布することも可能です。

状態:ジェル状(23℃)

特徴 3

水蒸気透過性良好

 
 

通気性を持った吸水防止層を形成する為、下地に含まれる水分及び背面からの浸入水は水蒸気として放出することができます。

特徴 4

鉄筋の腐食を抑制

 
 

吸水防止層・撥水層の形成により外部からの水の浸入を防ぎ、
コンクリート内部の水分を放散することで鉄筋の腐食を抑制します。

特徴 5

安価

 
 

1回塗りの為、工期が短く、結果 施工費が安価となります。

特徴 6

再施工が容易

 
 

重ね塗りによるハジキ現象が無く、再施工が容易で、結果 再施工費が安価となります。

特徴 7

外観・景観の維持

 
 

塗膜を形成しない為、目視で表面状態の確認や点検が可能となります。
新設時に併用すれば景観の維持も期待できます。

一般国道トンネル
平成19年5月

塗布3年6ヶ月後
降雨時

10年3ヶ月後

特徴 8

断面修復材との併用可能

 
 

断面修復時に塗布する事で更に劣化因子の浸入を抑制することが可能です。  *要プライマー使用

期待効果、吸水防止層・撥水層形成による効果

1.期待耐用年数 15年 *サンシャインウェザーメーターによる試験

2.鉄筋腐食抑制・塩化物イオン浸入抑制

外部からの水の浸入を防ぎ、コンクリート内部の水分を放散することで、コンクリート中の水分量を減少させることが可能です。

また、吸水防止層・撥水層が厚い(深い)為、塩化物イオンの浸透は遅くなり、海水、凍結防止剤に含まれる塩化物イオンによる鉄筋・鋼材の酸化・腐食を抑制し、コンクリート構造物を守ります。

3.アルカリ骨材反応抑制

吸水防止層は酸性雨などの外部からの水を遮断し、コンクリート内の余分な水分は水蒸気として放散します。
この性能によりアルカリ骨材反応の進行を抑制することができます。

4.外観・景観維持

吸水防止層・撥水層を形成する為、雨水と共に浸入する塵・ほこり等の汚れが付きにくくなります。

5.凍結融解抵抗性UP(スケーリング抑制)

コンクリート内への水の浸入を防ぎ、寒冷地における凍結融解をくり返す条件下でも高い耐久性が得られます。
*(0.35Kg/㎡塗布)

6mm以上含浸することで、寒冷地の凍結融解繰り返しの条件下でも高い耐久性が得られます。
例:寒冷地の地覆部分に湿布したアクアシール1400(3年経過)

用途

高速道路、国道、一般道、鉄道等のコンクリート構造物の新設時の保全(橋梁、橋脚、壁高欄、地覆等)
耐震補強工事時の際の予防保全、クラック補修工事の際の予防保全・再発抑制、マンション等のコンクリート構造物

性能

土木学会 表面保護工法設計指針(案)2005に基づく
性能評価に適合(オールA評価)

東・中・西日本高速道路㈱ 構造物施工管理要領(平成24年7月)
シラン系コンクリート表面含浸材の要求性能に適合

土木研究所資料 第4186号に基づく性能(品質)評価に適合
(浸漬30日の質量変化:3個の試験体とも0.3%以下)

「北海道開発局道路設計要領」JSCE-K571-2005 に適合

建築向け「アクアシール」

「アクアシール」はシリコーン系の浸透性吸水防止剤です。
コンクリートなど吸水性のある材料に塗布浸透させる事により、通気性を持った吸水防止層を形成します。
この吸水防止層は、水による種々の弊害から躯体を保護します。

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