協働ロボットとは、産業用ロボットのうち、人と協力して作業を行うことを前提としたロボットを指します。
これまでの産業用ロボットは、大きく頑丈な筐体を高速に動かすものが多く、
安全を確保するためにロボットの作業スペースを安全柵で囲い、人の作業と切り分けて固定的に使われてきました。
しかし、法規制の緩和や技術革新による小型化が進むことで、
柵を設置せずに同じ空間で人と共同作業ができる「協働ロボット」が続々と誕生してきました。
協働ロボットは安全柵を必要としないことにより設置場所を選ばないだけでなく、
作業内容に柔軟に対応ができることや、大型の産業用ロボットより導入コストを抑えられることなど、
従来の産業用ロボットになかった様々なメリットを持っています。