センサは入力信号によって物理量センサと化学量センサに大別することができます。
化学量は、存在する物質の種類と存在する量や濃度を示す量です。
物質の成分、濃度、pHなど、物質の種類に直接関わります。
また人間の五感で言えば、味覚や嗅覚が関係します。
化学量センサに特に求められることとしては、目的の物質に対して感度が高く、共存する物質には影響されにくいという特徴が挙げられます。
身近な化学量センサは、pHセンサ、イオンセンサ、ガス漏れセンサ、車の排気ガスセンサなどです。
化学計測では、化学量センサを使用して複数の物質成分の混合比や目的物質の純度を計測します。